docomo - モバイルデータ通信

外出先でインターネットができるモバイルデータ通信。月額料金がかかりますが、どこでもインターネットができるようになります。パソコン初心者の方のために「docomo(モバイルデータ通信)」についてお伝えします。

docomoの特徴

他の会社と比べて、通信速度や月額料金などにそれほど目立ったところはありませんが、docomoの最大の特徴はサービスエリアの広さです。

従来の規格の「FOMA」と通信速度が速くなった新しい規格の「Xi(クロッシィ)」があります。

FOMAデータ通信(従来の規格)

FOMAは、docomoの携帯電話網を使って、モバイルデータ通信をします。

docomoの携帯の電波が入る場所であれば、FOMAの電波が入りますので、主要都市以外に住んでいる人や出張が多い人は電波を気にせずにインターネットが使えます。

通信速度はかなり遅いです。

 

料金:★★

サービスエリア:★★★★★

通信速度:★★

(★は5つが最高。モバイル・データ通信で他社と比較した場合)

FOMAデータ通信(docomoのHP内)

Xi(クロッシィ)データ通信(新しい規格)

「Xi(クロッシィ)」は、光ファイバーにも匹敵する通信速度が得られますが、サービスエリアが非常に狭いので、利用できる人は主要都市の中心部で生活する人に限られます。

サービスエリア外では「FOMA」のサービスエリアに切り替わりますが、その場合はかなり通信速度が遅くなります。

 

料金:★

サービスエリア:★

通信速度:★★★★★

(★は5つが最高。モバイル・データ通信で他社と比較した場合)

Xi(クロッシィ)データ通信(docomoのHP内)

将来に期待

「FOMA」の通信速度の遅さ、「Xi(クロッシィ)」の帯域制限が許容できないレベル(当月のデータ量が7GBを越えたら、当月末まで通信速度が128Kbpsに帯域制限)、プロバイダとの契約が必要、「SoftBank」や「au」と同じく2年契約でも契約満了月の翌月しか無料で解約できない(それ以外は2年目以降でも9,975円の解約金が発生)など、他の会社と比べると、サービスエリアの広さ以外で、docomoを選ぶメリットは感じられません。「Xi(クロッシィ)」の将来性に期待するしかありません。

将来的には「Xi(クロッシィ)」のサービスが良くなり普及すると思いますが、まだ「FOMA」の方が一般的なため、このページでは「FOMA」と「Xi(クロッシィ)」を比較していきます。

 

NTT docomo

会社名:NTT docomo

モバイルデータ通信名:FOMA、Xi(クロッシィ)

※最新情報はdocomoのホームページでご確認ください。

通信速度(インターネットの速度)

通信速度には「下り」と「上り」があり、それぞれ最大の速度をご紹介しますが、インターネットをするエリアや環境によって、かなり速度が変わります。高速通信ができるエリアは主要都市に限られます。

ほとんどの場合「最大~」は屋外での計測になりますので、屋内に入っただけで、速度がかなり遅くなります。

「下り」と「上り」の違いは「インターネットの仕組み」をご覧ください。

インターネットの通信速度を制限する「帯域制限」もあります。

FOMAデータ通信

通信速度(下り):最大14Mbps

14Mbpsのインターネットの速度があれば問題ありませんが、環境によっては速度が遅くなり、動画の視聴に問題が出る可能性もあります。

通信速度(上り):最大5.7Mbps

インターネットにある掲示板や日記に文字を書き込む場合は問題ありませんが、写真をインターネット上にコピーする場合はちょっと遅くなることもあります。

帯域制限:当日を含む直近3日間に300万パケット(約380MB)以上

制限される期間:基準に達した当日を含む3日間

ホームページを閲覧するだけの人は特に気にする必要がありませんが、インターネットでたくさんの写真を掲載したり、動画を見たり、ゲームをしたり、たくさんのデータ(パケット)を利用すると通信速度に制限がかかってしまう場合があります。

 

FOMAデータ通信の通信速度(docomoのHP内)

Xi(クロッシィ)データ通信

通信速度(下り):最大75Mbps

75Mbpsの速さは、モバイルデータ通信では信じられないような速度で、光ファイバーに匹敵する速さです。環境によって速度が遅くなる場合が多々あります。

Xi(クロッシィ)のサービスエリア外では「FOMA」の速度(最大14Mbps)になります。

通信速度(上り):最大25Mbps

Xi(クロッシィ)のサービスエリア外では「FOMA」の速度(最大5.7Mbps)になります。

帯域制限:当月のデータ量が7GBを越えた場合

制限される期間:当月末まで通信速度が128Kbpsに帯域制限

2012年9月30日までは、当月ご利用のデータ量が7GB以降も通信速度が送受信時最大128kbpsになりません。2012年10月以降は、別途お申込み(7GB超過後2GBごとに2,625円)で、制限が解除されます。

ホームページを閲覧するだけなら帯域制限を超えることはありませんが、「Xi(クロッシィ)」の良さは通信速度が速く動画や大きな容量のデータをやり取りできることが一番の特徴です。

それにも関わらず、「128Kbps(絶望的に遅い速度)になってしまう」という帯域制限がありますので、「Xi(クロッシィ)」の良さが発揮できない状況です。

 

Xi(クロッシィ)データ通信の通信速度(docomoのHP内)

※最新情報はdocomoのホームページでご確認ください。

料金プラン

「FOMA」と「Xi(クロッシィ)」の料金プランをそれぞれご紹介します。

「au(au(3G)+ WiMAX)」とdocomoだけが、プロバイダとの契約(月額300円~500円ぐらい)が必要です。

2年契約をした場合、2年以内はもちろん、2年目以降でも契約満了月の翌月以外は、9,975円の途中解約金がかかりますので注意してください。

途中解約金につきましては、それぞれの料金プランのページに記載されています。

FOMA

定額データプラン フラット バリュー

月額料金:5,460円

月額料金(キャンペーン時):4,410円

プロバイダ:月額300円~500円ぐらい

契約事務手数料(初回のみ):3,150円

契約期間:2年

インターネット:無制限

タイプ:継続して毎月インターネットを使う人

特徴:多くの人がこのプランを選びます。2年目以降でも解約金がかかる場合がありますので、注意してください。

 

FOMAデータ通信の料金プラン(フラット バリュー)(docomoのHP内)

定額データプラン スタンダード バリュー

月額料金:1,000円(基本使用料)~5,985円(上限額)

プロバイダ:月額300円~500円ぐらい(選ぶプロバイダによります)

契約期間:2年

インターネット:無制限

タイプ:インターネットをしない月がある人

特徴:インターネットを一切使わなかった月は基本料金は安く済みますが、上限額は「定額データプラン フラット バリュー」よりも高くなります。ちょっとインターネットをしたらすぐに上限額に到達してしまいますので、インターネットをしない月がある人向けです。

 

FOMAデータ通信の料金プラン(スタンダード バリュー)(docomoのHP内)

Xi(クロッシィ)

Xiデータプラン フラット にねん(定額)

月額料金:5,985円

月額料金(キャンペーン時):4,410円

プロバイダ:月額300円~500円ぐらい(選ぶプロバイダによります)

契約事務手数料(初回のみ):3,150円

契約期間:2年

インターネット:無制限

タイプ:継続して毎月インターネットを使う人

特徴:多くの人がこのプランを選びます。2年目以降でも解約金がかかる場合がありますので、注意してください。

 

Xi(クロッシィ)データ通信の料金(フラット にねん)(docomoのHP内)

Xiデータプランにねん(2段階定額)

月額料金:1,000円(基本使用料)~6,510円(上限額)

月額料金(キャンペーン時):1,000円(基本使用料)~4,935円(上限額)

プロバイダ:月額300円~500円ぐらい

契約期間:2年

インターネット:無制限

タイプ:インターネットをしない月がある人

特徴:インターネットを一切使わなかった月は基本料金は安く済みますが、上限額は「定額データプラン フラット バリュー」よりも高くなります。ちょっとインターネットをしたらすぐに上限額に到達してしまいますので、インターネットをしない月がある人向けです。

 

Xi(クロッシィ)データ通信の料金(にねん)(docomoのHP内)

 

※最新情報はdocomoのホームページでご確認ください。

端末(モバイルデータ通信をするための機器)

モバイルデータ通信をするためには、インターネットの電波を受信する端末が必要です。

端末は申し込む料金プランによって異なります。2年契約をして端末が無料と言っても、実際には月々に一部の料金が分割されています。

端末につきましては、「モバイルデータ通信とは?」をご覧ください。

docomoの主な端末をご紹介します。

BF-01D

質量:約193g

最大速度:「FOMA=14Mbps」、「Xi(クロッシィ)=75Mbps」

バッテリー:約5.5時間(連続通信)、約30時間(待受時間)

外形寸法(mm):約68(W)×108(H)×21.4(D)

タイプ:無線LAN

同時接続:12台

価格:無料(2年契約の場合)

価格の詳細:BF-01D(docomoのHP内)

BF-01D

L-03D

質量:約45g

最大速度:「FOMA=14Mbps」、「Xi(クロッシィ)=75Mbps」

外形寸法(mm):約92(W)×34(H)×12.4(D)

タイプ:USB(直接パソコンに接続)

同時接続:12台

価格:無料(2年契約の場合)

価格の詳細:L-03D(docomoのHP内)

L-03D

 

FOMAデータ通信の端末(docomoのHP内)

Xi(クロッシィ)データ通信の端末(docomoのHP内)

※最新情報はdocomoのホームページでご確認ください。

サービスエリア

携帯会社の中でも電波が一番いいと言われてるのが「docomo」です。「FOMAデータ通信」と「Xi(クロッシィ)データ通信」のサービスエリアをそれぞれご紹介します。

FOMAデータ通信

docomoの携帯電話の電波が入るところであれば、「FOMAデータ通信」が利用できるため、サービスエリアは日本全国です。

docomoの携帯電話のエリア(docomoのHP内)

Xi(クロッシィ)データ通信

高速のXi(クロッシィ)データ通信と、通信速度は遅いのですがdocomoの携帯電波網を使うFOMAデータ通信(Xi(クロッシィ)の電波が入らない場合)を利用します。

Xi(クロッシィ)データ通信のエリア(auのHP内)

 

「FOMAデータ通信」と「Xi(クロッシィ)データ通信」は、サービスエリアは屋外を基本としていますので、サービスエリア内であっても屋内の場合はインターネットの速度が遅かったり、電波が入らなかったりする可能性があります。

※最新情報はdocomoのホームページでご確認ください。

サポート情報

「FOMAデータ通信」と「Xi(クロッシィ)データ通信」に関するサポートは、「docomo(サポート比較・モバイルデータ通信)」をご覧ください。

 

次ページは「Softbank(モバイルデータ通信)」です。

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