選ぶポイント2 - デジカメの購入ガイド

プロのカメラマン以外でフィルムのカメラを使っている人がいないほど、普及したデジカメ。世界でのシェアは日本メーカーのデジカメが断トツで1位です。パソコン初心者の方のために「選ぶポイント2(デジカメ・購入ガイド)」についてお伝えします。

記録メディア

撮った写真を本体に記録できるデジカメもありますが、多くの写真を保存することができません。

以前はスマートメディア、マルチメディアカード、XDピクチャーカード、コンパクトフラッシュなど、多くのデジカメ用の記録メディアがありましたが、今ではSDカードにほぼ統一されています。

ソニーだけがメモリースティック(ソニーが開発)を使い続けていますが、残念ながら業界で孤立しています。そのためか、最近ではソニーもSDカードが使えるデジカメを発表しています。

最近のデジカメは写真の画質がいいので、容量の大きいSDカード(1GB~4GB)を使うと、撮影枚数を気にせずに写真を楽しむことができます。

デジカメによって使える最大容量(SDカード)が異なりますので説明書等で確認しましょう。

 

「1GBと2GBのSDカードに画素数に応じて何枚の写真が撮れるか」の表です。機種によってことなりますので、だいたいの枚数として考えてください。

画素数 写真の容量 1GBのSDカード 2GBのSDカード
300万画素 1.2MB 約850枚 約1700枚
500万画素 2.5MB 約400枚 約1000枚
700万画素 3.7MB 約300枚 約600枚
1000万画素 4.5MB 約200枚 約400枚

SDカードの容量は大きめに

SDカード

動画

デジカメでも動画を撮ることができます。

以前のデジカメはVGS(640ピクセル×480ピクセル)が主流でしたが、最近ではHD動画(1280ピクセル×720ピクセル)、フルハイビジョン動画(1920ピクセルx1080ピクセル)に対応しているデジカメも多くなってきました。(数値は大きければ大きいほど画面のサイズと画質が良くなります)

これらの動画は数分でも大容量になってしまいますので、動画を撮るのが場合は容量が大きいSDカードが必要です。

デジカメの動画機能は「おまけ程度」

手ぶれ補正

デジカメのシャッターボタンを押すときに身体(特に腕)が動いてしまうことがよくあります。自分では意識していなくても小さな動きが、手ぶれの原因になり、写真がぶれてしまうのです。

デジカメの液晶画面を見ながら撮影したり、片手で撮影すると手ぶれが起きる可能性が高くなります。

その手ぶれを自動的に補正してくれるのが「てぶれ補正」です。

最近のデジカメには「手ぶれ補正」がついていますが、機種やメーカーによって特徴があります。

写真をきれいに撮るために必要な手ぶれ補正

顔認識

人物を撮ることが多いコンパクトデジカメで増えてきた顔認識。

自動的に自分物の顔を認識し、顔の部分のピントを合わせたり、明るさを調整したり、赤目補正、ホワイトバランスなどを自動的に設定します。1人だけではなく、数人、多い場合は数十人の顔認識が同時にできます。

笑顔を認識して、笑顔になったら自動的にシャッターが切れる機能もあります。

顔をきれいにとるために便利な顔認識

撮影可能枚数

「1回の充電で何枚の写真が撮れるか」が撮影可能枚数です。

公表されている値(パンフレット等)は、「撮影だけした場合」で、写真を撮る前に長く電源をオンにして待機していたり、写真を撮った後に液晶画面で確認している時間は含みません。

そのため値よりは少ない枚数と考えた方が無難です。

メーカーや機種によって異なりますが、撮影枚数は少なくても200枚ぐらい、多くて500枚ぐらいです。

撮影可能枚数は多ければ多いほどいい

 

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