海外のメーカー - パソコンの種類
パソコンにはたくさんの種類があります。パソコン初心者の方は「どんなパソコン、どのメーカーのパソコンを購入していいかわからない」と思います。パソコン初心者の方のために「海外のメーカー(パソコンの種類・購入ガイド)」についてお伝えします。
DELL(デル)
DELL(デル)は世界で2位、国内でも4位のシェアがあります。
人気の理由は注文が入ってから工場でパソコンを組み立てる注文生産です。
DELLのホームページから、注文をすることができ、パソコンを自分に合った性能にすることができます。
その反面、パソコンの知識が必要なため、パソコン初心者の方には難しく感じます。
以前はホームページからの注文だけだったDELLも、最近では家電量販店にスペースを設け、スタッフと相談しながら注文できるようにもなりました。
パソコン初心者の方向けに最初から性能が決められているパソコンも用意されています。
DELLは在庫を持たず、注文してから手元に届くには10日ぐらいかかってしまいまので、「今すぐパソコンンが欲しい」という人は、持ち帰りモデルもあります。
CMには有名人を使わず、在庫を持たないため、日本のメーカーに比べるとかなり価格が低くなっており、品質も十分です。そのため、多くのパソコンを使う企業を中心にDELの人気が高くなっています。
トラブルがあったときに使うサポートセンターに電話をすると中国に繋がり、中国人のスタッフ(日本語は話せます)が対応して問題になっていた時期があったのですが、最近では改善されているようです。
DELLのように注文してから生産することをBTO(Build to Order)と言います。
パソコン初心者の方へのオススメ度:★★★
本社所在地:アメリカ
日本シェア:4位
海外シェア:3位
※ 期間は2010年4月~2011年3月です。
デスクトップパソコンのブランド名:Inspiron(インスパイロン)、Studio(スタジオ)、Alienware(エイリアンウェア)
ノートパソコンのブランド名:Inspiron(インスパイロン)、XPS(エックス・ピー・エス)、Alienware(エイリアンウェア)
サイトURL:http://www.dell.co.jp/
サポート:DELL(デル)のサポートページ
HP(ヒューレット・パッカード)
日本ではHP(ヒューレット・パッカード、略称はエイチ・ピー)と同じアメリカのメーカーであるDELL(デル)の方が知名度が高いのですが、HPはパソコンの世界シェアが1位です。
パソコンだけではなく、プリンターの世界シェアも1位を誇っており、海外での知名度は抜群です。
プリンターで有名だったHPは、2002年にアメリカのパソコンメーカーだったCOMPAQ(コンパック)を買収しました。それ以降、着実にシェアを伸ばし、2006年にDELLを抜いて販売台数が1位になったのです。
特徴や販売方法はDELLと似ていますが、HPは日本での知名度が高くなく、扱っている家電量販店が少ないため、パソコン初心者の方にはあまりオススメできません。
パソコン初心者の方へのオススメ度:★★
本社所在地:アメリカ
日本シェア:5位
海外シェア:1位
※ 期間は2010年4月~2011年3月です。
デスクトップパソコンのブランド名:Pavilion(パビリオン)、Omni(オムニ)、TouchSmart(タッチスマート)
ノートパソコンのブランド名:Pavilion(パビリオン)
acer(エイサー)
2007年にアメリカのパソコンメーカーだったGateway(ゲートウェイ)を買収してから、一気にアメリカのDELL(デル)やHP(ヒューレット・パッカード)に匹敵するパソコンメーカーになりました。
本社が台湾にある会社のため、日本では人気がありませんでしたが、ネットブック(小さいノートパソコン)が発売されると、日本のメーカーでは太刀打ちできないほどの価格の低さで、一気に人気が出ました。
アメリカのDELLやHPとは異なり、注文生産よりも店頭販売に力をいれているため、家電量販店で見かけることが多くなっています。
現在では、acer(エイサー)のオリジナルであるAspire(アスパイア)、Gateway(ゲートウェイ)、eMachines(イーマシンズ)のブランドを扱っています。
※ eMachinesとはGatewayに買収されたパソコンメーカーです。
パソコン初心者の方へのオススメ度:★
本社所在地:台湾
日本シェア:8位
海外シェア:2位
※ 期間は2010年4月~2011年3月です。
デスクトップパソコンのブランド名:Aspire(アスパイア)など
ノートパソコンのブランド名:Aspire(アスパイア)、Predator(プレデター)、Revo(レヴォ)など
サイトURL:http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/home
サポート:acer(エイサー)のサポートページ
ASUS(エイスース)
ASUS(エイスース)はパソコンの部品(マザーボードなど)が有名でしたが、ネットブック(小さいパソコン)の「Eee PC」がヒットし、日本でも名前が知られるようになりました。
acer(エイサー)やLenovo(レノボ)と同じように低価格が特徴のため、品質やサポートでは日本のメーカーには対抗できません。
ASUSは「アスース」、「エーサス」、「エイスース」などと呼ばれていましたが、ASUS JapanのTwitter公式アカウントで、日本語の呼び方は「エイスース」であることが正式に発表されました。
パソコン初心者の方へのオススメ度:★
本社所在地:台湾
日本シェア:ランク外
海外シェア:5位
※ 期間は2010年4月~2011年3月です。
デスクトップパソコンのブランド名:EeeTop PC(イートップ・ピーシー)
ノートパソコンのブランド名:U、K、N、G
サイトURL:http://www.asus.co.jp/
サポート:ASUS(エイスース)のサポートページ
Lenovo(レノボ)
2004年にアメリカのIBM(アイビー・エム)のPC部門を買収し、それを引き継ぐ形で世界シェアで4位になっています。この順位は買収される前のIBMのアメリカにおけるシェアが多くを占めていましたので、そのままLenovoのシェアにつながっています。
中国国内ではシェア1位、日本のシェアでも6位に位置します。
Lenovo(レノボ)は中国製のため、日本人には人気がありません。しかし、元がIBMのため品質はそれほど悪くありません。
2011年にはNECと統合会社を設立しましたので、今後は日本での販売に力を入れていくようです。
パソコン初心者の方へのオススメ度:★
本社所在地:中国・アメリカ
日本シェア:6位
海外シェア:4位
※ 期間は2010年4月~2011年3月です。
デスクトップパソコンのブランド名:ThinkCentre(シンクセンター)、IdeaCentre(アイデアセンター)、エッセンシャル
ノートパソコンのブランド名:ThinkPad(シンクパッド)、IdeaPad(アイデアパッド)、エッセンシャル
サイトURL:http://www.lenovo.com/jp/ja/
サポート:Lenovo(レノボ)のサポートページ
Apple(アップル)
ほとんどのパソコンメーカーのOS(パソコンを管理するソフト)は「Windows」ですが、Appleはパソコン本体もOS(Mac OS)も独自で製造&販売をしています。
一般的なパソコンメーカーのパソコン(Windows)とAppleのパソコン(Mac)は、かなりの部分で違います。「パソコン初心者なび」では、パソコン初心者の方にWindowsが搭載されたパソコンをオススメしています。
詳しくは「WindowsとMac」をご覧ください。
パソコン初心者の方へのオススメ度:★
本社所在地:アメリカ
デスクトップパソコンのブランド名:iMac(アイマック)、Mac mini(マックミニ)、Mac Pro(マックプロ)
ノートパソコンのブランド名:MacBook Air(マックブック・エアー)、MacBook Pro(マックブック・プロ)
サイトURL:http://www.apple.com/jp/
海外のメーカーまとめ
海外のメーカーの一番の特徴は「シンプルで低価格」です。
このため、パソコンに詳しい方なら、海外のメーカーでも問題ありませんが、パソコン初心者の方には品質、サポート、家電量販店での販売などを考慮し、日本のメーカーのパソコンをオススメします。
「パソコン初心者だけど、できるだけ出費を抑えたいから、海外のメーカーのパソコンを買いたい」という方には、DELL(デル)をオススメします。日本での知名度もありますし、サポートもしっかりしているからです。
正直、acer(エイサー)やASUS(エイスース)の台湾メーカー、Lenovo(レノボ)の中国メーカーは信頼性に欠けます。これらのサブのパソコンとして使うのは良いのですが、パソコン初心者の方がメインのパソコンとして使うのはオススメできません。
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