バックアップの種類- バックアップの基礎知識
写真、動画、書類、音楽、個人情報など、パソコンの中には大切なデータがたくさん入っています。バックアップをして大切なデータを守りましょう。パソコン初心者の方のために「バックアップの種類(バックアップの基礎知識)」についてお伝えします。
3種類のバックアップ
パソコン内のデータを別の場所に保存することをバックアップと呼びますが、その際の保存する方法が3種類あります。
フルバックアップ
フルバックアップとは、更新したデータ、更新していないデータに関わらず、全てのデータを毎回バックアップします。
メリット
データを復元するとき、直近のバックアップのみ利用しますので、短時間に復元できます。
デメリット
毎回、全てのデータをバックアップしますので、時間がかかり、外付けハードディスクなどのバックアップ先の容量がたくさん必要になります。
増分バックアップ
初回にバックアップをした後は、更新されたデータのみバックアップします。
メリット
バックアップの時間と容量が少なくなります。
デメリット
どれか1つのデータがなくなったり、壊れたりすると、復元ができなくなります。
復元作業に時間がかかります。
差分バックアップ
増分バックアップと同じで、初回にバックアップをした後は、更新されたデータのみバックアップしますが、初回のバックアップデータ以降の更新データは毎回バックアップされます。
イメージとしましては、フルバックアップと増分バックアップの中間です。
メリット
バックアップの時間と容量が少なくなります(フルバックアップと比較すると)
初回のバックアップデータと直近のバックアップデータで復元できます。(増分バックアップと比較すると)
信頼性が高いです(増分バックアップと比較すると)
デメリット
バックアップする時間と容量が徐々に増えていきます(増分バックアップと比較すると)
次ページは「バックアップの種類(バックアップの基礎知識)」です。
どのバックアップ方法が最適?
パソコン初心者の方にとっての最適なバックアップ方法をお伝えします。
「どのバックアップが一番いいか?」という質問には「フルバックアップ」と答えますが、バックアップ時間や容量を考えますと「フルバックアップ」は除外されます。
「増分バックアップ」が時間と容量が一番節約できますが、パソコン初心者の方はバックアップデータの容量はそれほど多くないと思いますので、そこまで時間と容量を節約しなくてもいい気がします。例え、バックアップデータの容量が多くても、最近の外付けハードディスクは大容量のため、一般の方がバックアップするには十分です。
ということで、「フルバックアップ」と「増分バックアップ」の中間で「差分バックアップ」が、現実的で私もオススメします。
次ページは「手動バックアップの方法(バックアップの方法)」です。