Windows7が対象 - セキュリティ更新プログラムに不具合

「パソコン初心者なびの管理人」である現役パソコンインストラクターのmakoが、パソコンに関するニュースを初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコン初心者の方に「Windows7が対象(セキュリティ更新プログラムに不具合)」をお伝えします。

セキュリティ更新プログラムとは?

世界では続々とパソコンに悪さをする新しいウイルスが登場しています。ウイルスに関してまして「ウイルスの基礎知識-ウイルスとは?」をご覧ください。

世界にはWindowsが入ったパソコンが多くのシェアを占めていますので、より多くのパソコンに悪さをしたいウイルスはWindowsをターゲットにしています。

セキュリティ対策の基本

ウイルスに対抗する「これは絶対にやること」は、月に一度の「セキュリティ更新プログラム」をパソコンに入れることです(トレンドマイクロのウイルスバスターなどのセキュリティ対策ソフトもパソコンにインストールするとより強固なセキュリティになります)

「セキュリティ更新プログラム」とは、Windowsを発売しているマイクロソフトが自らウイルスに狙われやすいWindowsの弱点を探し、その弱点を補強するための無料で提供するプログラムです。

自動的にインストールされる(無料)

光ファイバー(フレッツ光、auひかりなど)、ADSL(YahooBBなど)、モバイルデータ通信(WiMAX、イー・モバイルなど)のように常にインターネットに接続しているパソコンの場合は、自動的に「セキュリティ更新プログラム」がインストール(パソコンに入れる)されます。

マイクロソフトがサポートされているWindows(現在ではXP、Vista、7、8)ではサポート期間中は「セキュリティ更新プログラム」が無料で提供されます。

2013年4月9日のセキュリティ更新プログラム(Windows7)

2013年4月9日(日本時間10日)にマイクロソフトが配信したセキュリティ更新プログラムに不具合が発生しました。

マイクロソフトからの発表では、セキュリティ対策ソフトの「カスペルスキー」をインストールしているパソコンでは不具合になることを確認していますが、「カスペルスキー」をインストールしていないパソコンでも不具合が発生する可能性があるため、該当するプログラムのアンインストール(削除)を勧告しています。

マイクロソフトは不具合を修正した上で、改めてセキュリティ更新プログラムを提供する予定ということです。

不具合の内容

複数のセキュリティ更新プログラムが世界中のWindows7のパソコンにインストールされたのですが、その1件が原因でパソコンにブルースクリーン(青い画面に白いエラーメッセージ)が表示されたり、再スタートから復旧できなくなったり、ソフトが読み込めないなどの不具合がWindows7を使っている人たちから報告されたそうです。

Windows7に不具合が起きたとしても、データが失われることがないようです。

不具合を起こすセキュリティ更新プログラム

セキュリティ更新プログラムには英語と数字で名前がついています。

2013年4月9日(日本時間10日)の更新で問題になったセキュリティ更新プログラムは「KB2823324」です。

不具合の対応方法の流れ

今回の不具合の対応方法をお伝えします。

1.Windows7のパソコンから「KB2823324」をアンインストール(削除)

2.マイクロソフトが新しいセキュリティ更新プログラムを発表するまで待つ

3.提供が開始したらインターネットを通じて自動的に更新される

 

「KB2823324」のアンインストール(削除)方法につきましては、次ページの「アンインストールの方法(セキュリティ更新プログラム)」をご覧ください。

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