ランキング - モバイルデータ通信
外出先でインターネットができるモバイルデータ通信。月額料金がかかりますが、どこでもインターネットができるようになります。パソコン初心者の方のために「ランキング(モバイルデータ通信)」についてお伝えします。
各会社の特徴
ランキングの前にそれぞれの会社の特徴を見ていきましょう。
ランキングの順位が悪くても、住んでいる地域、日ごろ活動している地域、金額や契約の問題で、人によって適している会社が違います。
WiMAX
インターネットの速度が速く、料金が安く、契約期間が1年間(他の会社は2年間が多い)のため、一番おすすめする会社です。
ただ、主なサービスエリアが主要都市のため、それ以外の地域に住んでいる人にはインターネットの速度が遅い、またはインターネットができない可能性もありますので、その場合は「docomo」や「au」を考えてください。
詳しくは「WiMAX(モバイルデータ通信)」をご覧ください。
イー・モバイル
サービスエリアは「WiMAX」と比べると広いのですが、「docomo」、「au」の携帯電話の電波を使った会社に比べるとサービスエリアは狭く、月額料金のことを考えると2年契約をするのが一般的です。
「WiMAX」と携帯電話会社の間といった位置づけです
詳しくは「イー・モバイル(モバイルデータ通信)」をご覧ください。
docomo
他の会社と比べて、通信速度や月額料金などにそれほど目立ったところはありませんが、docomoの最大の特徴はサービスエリアの広さです。
「FOMA」はインターネットの速度が遅く、「Xi(クロッシィ)」のインターネットの速度はかなり速いのですが、サービスエリアや帯域制限などいろいろと問題があります。
詳しくは「docomo(モバイルデータ通信)」をご覧ください。
SoftBank
Softbankは携帯電話会社ですが、モバイルデータ通信ではイー・モバイルと提携していますので、携帯電話網の電波を使っていません。
「ULTRA SPEED」はイー・モバイルとほぼ同じ、「SoftBank 4G(ULTARA WiFi 4G)」のインターネットの速度はかなり速いのですが、サービスエリアや帯域制限などいろいろと問題があります。
詳しくは「SoftBank(モバイルデータ通信)」をご覧ください。
au
auはWiMAXと提携しており、「WiMAXのサービスエリアではWiMAXの電波(インターネットの速度が速いが、エリアが狭い)を使い、それ以外の 場所ではauの携帯電話(インターネットの速度は遅いがエリアが広い)のサービスエリアを使う」という、ハイブリッドのように「いいとこ取り」ですが、料金が高くなります。
契約期間がない、「WiMAXのみ」のプランもあります。
詳しくは「au(モバイルデータ通信)」をご覧ください。
おすすめランキング
「WiMAX」、「イー・モバイル」、「docomo」、「SoftBank」、「au」のページに「料金」、「サービスエリア」、「通信速度」を「★」で表しています。
「定額(月額が一定料金)でインターネットにつなぎたい放題」のプランを元に、「★」の数が多い順(点数が高い順)にまとめました。会社によっては、複数のブランドや仕組みがあります。
「将来性はあっても、現在はまだ使い勝手が悪い」ものもありますので、数年後には全く違った順位になる可能性もあります。特に「SoftBank」の「SoftBank 4G」と「docomo」の「Xi」は今後に期待大です。
順位 | 会社名 | ブランド | 料金 | サービスエリア | 通信速度 |
1 | WiMAX | WiMAX | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
2 | au | WiMAXのみ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
3 | SoftBank | ULTRA SPEED | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
4 | イー・モバイル | EMOBILE G4 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
5 | au | au(3G) + WiMAX | ★★ | ★★★★★ | ★★★ |
6 | docomo | FOMA | ★★ | ★★★★★ | ★★ |
7 | SoftBank | SoftBank 4G | ★ | ★ | ★★★★★ |
8 | docomo | Xi | ★ | ★ | ★★★★★ |
WiMAXは複数の会社がありますが、ここでは「UQ WiMAX」基準にしています。
インターネットの速度
以前までは、自宅で使う光ファイバーやADSLでのインターネットに比べてると速度が遅くて「外出先で何とかインターネットが使える程度」だったのですが、最近では速度が速くなっていますので、自宅と外出先の両方で使う人も増えてきています。
モバイルデータ通信の速度はメーカーによって異なりますが、5Mbps~75Mbpsぐらいです。
ちなみにADSLは1Mbps~50Mbps、光ファイバーは100Mbpsです。
あくまでも最大の速度のため、インターネットをするエリアや環境によっては、かなり速度が変わります。
各メーカーの詳細は、「WiMAX」、「イー・モバイル」、「docomo」、「SoftBank」、「au」をご覧ください。
料金プラン
モバイルデータ通信には大きく分けて2つの料金プランがあります。
使いたい放題(定額プラン)
メーカーにもよりますが、インターネットを使いたい放題の月額料金は5000円前後です。
キャンペーンや契約年数によって異なりますが、自宅のインターネット(光ファイバーやADSL)と同じぐらいの月額料金で、自宅と外出先の両方でインターネットができます。
どれだけインターネットをしても同じ料金のため安心できます。
使った分だけ(ダブル定額プラン)
最近は自宅のインターネット(光ファイバーやADSL)は使いたい放題なので、全然気になりませんが、以前は電話回線を使ってインターネットをしていましたので、インターネットの料金が発生する基準は「どれだけインターネットに接続していたか?」という時間でした。
それに対して、モバイルデータ通信は「どれだけのデータ量を受信したか?」という「パケット」(データ量の単位)で計算します。
このパケット量に対して課金されるプランがあります。
このプランは、「その月にインターネットを一切使わなかったら1000円、そのあとは使った分だけ課金されていきますが、上限は6000円」というように、基本料金と上限料金が決まっています。
そのため2つの料金があるということで、「ダブル定額プラン」と呼びます。通常、上限は「定額プラン」よりも料金が高くなります。
文字だけしかないホームページなら少しのパケット量で済みますが、画像や動画があるホームページは多くのパケット量がかかりますので、ちょっとインターネットをしただけでパケット量は一気に増えてしまいます。
そのため、「それほどインターネットを使わない」人でも「定額プラン」にした方が結果的には安くなることがあります。「全くインターネットを使わない月があるかも」という人は「ダブル定額」が向いています。
各メーカーの詳細は、「UQ WiMAX」、「イー・モバイル」、「docomo」、「SoftBank」、「au」をご覧ください。
次ページは「WiMAX(モバイルデータ通信)」です。