個人情報 - セキュリティ対策

パソコンや個人情報を守るためにはセキュリティ対策をしっかりと理解しておくことが大切です。パソコン初心者の方に「個人情報(セキュリティ対策・セキュリティ)」をお伝えします。

パソコン内の個人情報

パソコン(特にインターネット)を使えば使うほど、パソコンの中には個人情報がいっぱいです。自分には関係ない情報でも、他の人に関係する情報であれば、個人情報になります。

自分の個人情報はもちろんですが、仕事での個人情報が流出すると謝って済む問題ではなくなってしまいますので、個人情報の管理(パソコンのセキュリティ対策)は十分に気を付けましょう。

自分に関する情報

氏名、住所、電話番号、生年月日、血液型、住民票コード、学校、勤務先、家族関係、年収、趣味、思想、宗教など。

お金に関する情報

キャッシュカードの番号、クレジットカードの番号、公共機関や携帯電話などの明細書、インターネットバンキングや投資などのIDやパスワード、家計簿、会計ソフトのデータなど。

交友関係に関する情報

メール、アドレス帳、年賀状や暑中見舞いなど。

仕事

WordやExcelで作成したデータ、顧客名簿など

写真

デジカメで撮った写真など。

インターネットで気を付けること

インターネットで個人情報が流出、または自分で公表してしまうことが多いです。

セキュリティ対策ソフトをインストールする

インターネットでは自分で公表しなくても、個人情報を盗もうとする悪いホームページ、ウイルス、スパイウェアがあります。

自分で気を付けていても知らない間に個人情報が盗まれる可能性もありますので、セキュリティ対策ソフトは必ずインストールしてください。

詳しくは、「セキュリティ対策ソフト」をご覧ください。

個人情報を公表しない

掲示板に個人情報を公表する人はあまりいませんが、ブログやSNS(mixi、Facebook、ツイッターなど)のプロフィールや日常の出来事として、気軽に公表する人はいます。

写真は悪用されることもありますので、個人が特定できる写真は掲載しない方が無難です。

複雑なパスワードを使う

オンラインショッピングモールやネットバンキングなど、重要なパスワードは誕生日や電話番号を避け、できるだけ複雑なものにします。

クレジットカードは信頼できるホームページでのみ使う

フィッシング詐欺でもお伝えしましたが、信頼できるホームページ以外ではクレジットカードで買い物をしないでください。

楽天やYahooショッピングなど大手企業が運営するオンラインショッピングモールは100%とは言い切れませんが、個人情報を守るセキュリティは信頼できます。

自分のパソコン以外で個人情報は入力しない

会社のパソコンやお店のパソコンでやむを得ず個人情報を入力しなければならないこともありますが、インターネットで買い物をしたり、個人情報を入力する場合は自分のパソコンでおこなってください。

ネットカフェや漫画喫茶など、不特定多数の人が使う場所では、個人情報が盗まれる可能性があります。

インターネット以外で気を付けること

インターネット以外でも個人情報が流出してしまう可能性があります。

パソコンの起動にパスワードをかける

通常、パソコンの電源を入れるとOS(WindowsやMac)が起動し、パソコンが使えるようになりますが、電源を入れただけだとパソコンが使えないようにパスワードでロックをかけます。

電源を入れるとパスワードを求められますので、ちょっと面倒かもしれませんが、誰かが勝手にパソコンを使えないようにできます。

盗難を防止する

泥棒にとって、デスクトップパソコンの盗難は難しいのですが、ノートパソコンは簡単に盗難できます。

盗難防止のワイヤー(ワイヤーロック)を机や椅子にかけておくと泥棒も盗む気がなくなります。ワイヤーロックにはダイヤル式と鍵でロックタイプがあります。

ワイヤーロック

ワイヤーロックの一覧

パスワード保護の対策せずにパソコンに保存しない

オンラインショッピングモールやネットバンキングなど、インターネットで取引や会員サービスを受けるにはパスワードが必要ですが、そのパスワードを何の対策もせずにパソコンに保存しないでください。ウイルスやスパイウェアが入り込んだら、簡単に盗まれてしまいます。

パスワードを管理するソフト(無料)がありますので、活用してください。詳しくは「パスワード管理」をご覧ください。

紙に書いて保存する場合は、パソコンの近くには置かず、誰の目にもつかない場所に保存してください。

流出してしまった個人情報

インターネットに個人情報が流出すると基本的には2度と消去することができません。

掲示板に個人情報を自分が公表してしまったり、他人が公表してしまった場合、その掲示板からは削除することができても、誰かが個人情報をコピーされたら、他人のパソコン内からは削除することができません。

コピーされた情報が他の掲示板で公表されると被害が広がってしまいます。

クレジットカードの番号や有効期限が流出してしまうと、悪用される原因となります。

写真の流出

写真が流出すると簡単に個人が特定できてしまいますので危険です。

ブログやSNS(mixiやFacebookなど)に自分の写真を掲載している人が多くいますが、できるだけ個人が特定できるような写真は使わない方がいいです。

パソコンで表示される写真は保存できます。パソコン初心者の方が保存できないようになっていても、パソコンに詳しい人なら簡単に保存できてしまいます。

特に女性の写真は悪い人に保存されて、アダルトや出会い系のホームページに使われてしまうこともありますので、自分の写真を掲載するときには「無断使用される可能性がある」と考えてください。

特に人には見せられないような写真をパソコンに保存しておくと、自分が公表しなくても、ウイルスやスパイウェアによって流出してしまう恐れがありますので、十分に注意してください。

写真は簡単にコピーでき、ホームページに掲載されてしまったら、不特定多数の人に見られてしまいます。

「一度、流出したら2度と削除できない」ということを肝に銘じてください。

 

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