OS(オペレーティング・システム)- パソコンを選ぶポイント

パソコンにはたくさんの種類があります。パソコン初心者の方は「どんなパソコン、どのメーカーのパソコンを購入していいかわからない」と思います。パソコン初心者の方のために「OS(オペレーティング・システム)(パソコンを選ぶポイント・購入ガイド)」についてお伝えします。

OS(オペレーティング・システム)とは?

OS(オーエス)は、Operating System(オペレーティング・システム)の略で、パソコンを管理するソフトです。

OSがパソコン本体に入っていなければ、何もすることができません。

「飛べない豚はただの豚さ」(紅の豚・ジブリ)と同じように、「OSが入っていないパソコンはただの箱さ」ということになります。

OSにはWindows(ウィンドウズ)、Mac OS(マック・オーエス)、Linux(リナックス)、UNIX(ユニックス)などありますが、パソコン初心者の方にとって、OSと言えば、Windows(ウィンドウズ)と思ってください。詳しくはWindowsとMacをご覧ください。

パソコン本体にWindowsをインストール(入れること)し、そこに文書作成ソフトのWord(ワード)や表計算ソフトのExcel(エクセル)、インターネットを閲覧するInternet Explorer(インターネット・エクスプローラー)などをインストールして、Windows上でそれらを使います。

それ以外にもOSはキーボードやマウス、プリンターなどの周辺機器をパソコンで使えるようにします。

Windows(ウィンドウズ)

OSを日常生活に例えると?

自分の部屋で勉強をしている姿をイメージしてください。

そこには机があり、その横には本棚があります。あなたは机に教科書やノートを広げて勉強しています。

勉強をしている自分、それがOSの役割です。

部屋の中に机や本棚、机の上に教科書やノートがあっても、あなたがいなければ何も起こりませんよね。

「あなたがいない部屋は、ただの部屋さ」です。

これほど重要な役割をするのがOSなのです。パソコン初心者の方は「OS=Windows」と覚えてくださいね。

OS=自分(男)   OS=自分(女)

パソコンを選ぶときにチェックするポイントを日常生活に例えた場合

パソコン本体:部屋

OS:自分

CPU:自分の脳

メモリ:机

ハードディスク、SSD:本棚

ブルーレイ:引き出し

Microsoft Office:鉛筆、消しゴム

Windowsの歴史・種類

Windows(ウィンドウズ)が初めて世の中に出たのは、1985年です。ここでは各Windowsの発売年を見ていきましょう。

 

Windows 9x系 Windows NT系
1985年 Windows 1.0  
1987年 Windows 2.0  
1990年 Windows 3.0  
1993年   Windows NT 3.1
1994年   Windows NT 3.5
1995年 Windows 95  
1996年   Windows NT 4.0
1998年 Windows 98  
1999年 Windows 98SE  
2000年 Windows Me Windows 2000
2001年 Windows XP
2007年 Windows Vista
2009年 Windows 7

 

2001年にWindowsXPが発売される前は、MS-DOS(マイクロソフトの古いOS)と互換性を残した「Windows9x系」(一般の人用)と、MS-DOSとの互換性をなくし安定性を重視した「WindowsNT系」(パソコンに詳しい人用)がありました。現在では1つの系列に統合されています。

上記の表は細かい更新は入れず、わかりやすくまとめました。

Windows 95 Windows 98 Windows MeWindows XP Windows Vista Windows 7

Windowsの人気が爆発的に出たWidows95~Windows7のロゴをご紹介します。

32ビット版と64ビット版

現在、Windowsには32ビット版と64ビット版がありますが、単純に「64ビット版」の方が性能が高いです。一般の家庭や企業で使われているパソコンのほとんどがWindowsの32ビット版でしたが、現在では、64bitに移行しています。

これはパソコン業界が、32ビット版から64ビット版へ移行中のため、ちょっと前のパソコンは32ビット版、新しいパソコンは64ビット版ということになっています。

パソコン初心者の方は「64ビット版」を購入しましょう。

64ビット版のメリット(32ビット版に比較して)

性能が高い

メモリが4GB以上に対応しています(32ビット版は4GBまで)

64ビット版のデメリット(32ビット版に比較して)

32ビット版で動作していたソフトが動作しない可能性がある

最近では64ビット版でも動作するソフトが増えてきました。

32ビット版で使用していた周辺機器が使用できない可能性がある

最近では64ビット版でも使用できる周辺機器が増えてきました。

 

基本的に古いソフト、古い周辺機器は64ビット版に対応していない可能性が高いですが、新しいものであれば対応しています。

パソコンも周辺機器(プリンタやスキャナなど)を新しく購入する場合は、64ビット版で全く問題ありません。

 

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