選ぶポイント2 - プリンタの購入ガイド
パソコンの画面に表示されている内容を印刷するためのプリンタ。1台あると何かと便利です。パソコン初心者の方のために「選ぶポイント2(プリンタ・購入ガイド)」についてお伝えします。
インクの種類
インクジェットプリンタには「染料系」と「顔料系」の2種類のインクがあります。
染料系インクは水彩絵の具のように紙に染み込むタイプのため、発色が良く高画質の印刷が可能、顔料系インクは油絵の具のように紙に載せるタイプのため、にじまず耐久性や耐光性に優れています。
これらの特徴から、染料系インクは写真印刷、顔料系インクは文章印刷に向いています。
プリンタメーカーの大手であるキャノンでは主に染料系インク、エプソンでは主に顔料系インクを使い、お互いに差をつけています。
現在は染料系インクと顔料系インクを組み合わせたタイプのプリンタも発売されています。
染料系インクは写真印刷、顔料系インクは文章印刷に向いている
インク色の数
インク色の数は多ければ多いほど高画質の印刷ができますが、最近ではピコリットル(pl)を小さくすることにより、少ないインク色で高画質の印刷を実現できるようになっています。
一時は7色や8色あったインク色の数も、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック、ブラック(写真用)の6色が一般的になっています。
インク色の数は6色が基本
給紙トレイの数
プリンタには前面の給紙トレイ、背面の給紙トレイの2種類があり、できれば両方の給紙トレイがついているプリンタが使いやすいです。前面の給紙トレイは用紙を巻き込んで印刷します。
給紙トレイが1つだけのプリンタもありますが、紙の種類を変えたいとき、変則的な用紙を使う場合には不便を感じることもあります。
給紙トレイは2つあるのがいい
印刷速度
これは単純に「どれだけの速さで印刷できるか」です。
ただ、「文章印刷は速いが写真印刷は遅い」、逆に「写真印刷は速いが文章印刷は遅い」というプリンタがありますので、「自分はどちらを主に印刷するか」を考えて選んでください。
プリンタメーカーの表記には「L判写真」、「A4普通紙(モノクロ)」、「A4普通紙(カラー)」などの印刷速度があります。
印刷速度は速い方がいい
両面印刷
両面印刷を多く使う人にとっては重要なポイントです。両面印刷に対応していなくても、片面印刷を表裏と繰り返せばいいのですが手間が倍かかります。
パソコン初心者の方は両面印刷をあまり使わないと思いますので、それほど重要ではありませんが、両面印刷の機能があれば、いざというときに使えます。
両面印刷はないよりはあった方がいい
無線機能
基本的にはプリンタとパソコンはUSBというケーブルで接続しますが、無線機能がついているプリンタの場合はUSBケーブルを使う必要がないため、ある程度の範囲内であればプリンタをどこに置いていても印刷できます。
それには無線LANの環境が必要で、パソコン初心者の方にとっては設定が難しいです。もちろん無線機能がついていても、USBケーブルで接続できます。
無線機能はないよりはあった方がいい
ディスクへの印刷
「CD、DVD、BDのレーベルに印刷できるかどうか」です。これが可能だとディスクに文字や写真を印刷できますので、オリジナルのディスクが作製できます。ディスクがインクジェットに対応している必要があります。
CD、DVD、BDレーベルへの印刷はできた方がいい
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